2011 年 1 月 28 日
投稿者:yamafuku

少しマジメな話が続いたので、少々休憩を。
写真は朝焼けの焼津港です。遠くに富士山がキレイに見えていました。
先日というか今日現在も噴火が続いております新燃山と同じ活火山なんですよね、富士山。
画面の中でしか噴火の様子をみることが出来ませんが、つくづく自然というのは怖いと感じます。
我々の扱うカツオやマグロもその中で生かされており、潮の流れや水温・気象状況によって漁も違ってきます。
それを相手に仕事しているこの業界はなんて不安定なんだろうと考えてしまいますね。
その不安定な状態から少しでも脱却しようと、MELやらMSCやら養殖や畜養があるわけです。
取り組む意図は十分以上に分かるんですが、そこに大人の事情が絡み合いほぐしながら泳いで行くのは大変ですね。
酸欠になりそう・・・。

ゆっくりと旅に出たいです。
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2011 年 1 月 15 日
投稿者:yamafuku
さて、前回の引きで「なぜ一本釣り船がエコラベル取得を行ったのか」と書きましたが、今回はそこからいきましょう。

現在、遠洋かつお一本釣り漁業に従事している船は「27隻」あります。これは最盛期の4分の1程度の数字になります。
船が減っていった要因は資源不足でもなく船員不足でもなく、「魚価」の一言につきます。
年によって豊漁だったり不漁だったり、燃料が高かったり安かったり、と絡む要因は多々ありますが概ねこの一言に集約されると思います。
ならお前ら業者が高く買ってやればいい、と言う声もありますが、我々も買ったら売らねばならないので末端の販売状況を考えながら仕入れを行わなければなりません。
15年程前はカツオのタタキの卸値は「1,200円」くらいでした。
これがデフレの波にさらされて現在では「700円」くらいでしょうか。場面によってはさらに安い価格もあるようです。
ただ、デフレが全ての原因だとは言えません。
資本主義経済である以上、新規業者の参入やシェアの奪い合いによる価格競争、他の魚種との競合等原因はさまざまです。
消費者の皆さんにとって「カツオ」は「カツオ」であって、それがどのような漁法でどのような凍結処理がされて加工流通を経ているのかは裏側の話であります。
価格が「高い」カツオと「安い」カツオ、末端で消費者が手にとるのはどちらのカツオでしょう。
最近ではその選択肢すら無くなってきていますが・・・。
ここで、船主さん達は考えました。
「消費者に対して品質や漁法をアピール出来ることはないだろうか」と。
過去には「びっくりカツオ」なんてPR活動を行ったことがありましたが、いかんせん予算もなく中途半端な形で終わってしまいました。
しかし、ここ数年は世界中で「エコ」ブームです。
一本釣り漁法というのは、網で獲るのに比べて魚群の3分の1程度しか漁獲出来ません。
これは資源に優しいということではないのか、となった訳です。
MSCにするのかMELにするのかは、前回に書いたとおりのいきさつなんですが、問題はここからです。
取得することが目的でなく、取得後にどう活かすのかが大事になります。
さて、どうしていくのかはまた次回。
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2011 年 1 月 8 日
投稿者:yamafuku
珍しく間髪いれずの更新となります。
弊社は昨年暮れに「マリン・エコラベル」の流通加工認証を取得致しました。
全く耳慣れない言葉だと思いますので、以下簡単に説明させて頂きます。

以前にも書きましたが、焼津魚市場に水揚げされるカツオには「一本釣り」のものと「旋網船」のものと二種類あります。
このうち「一本釣り」という漁法は古くからの伝統漁法で、魚群発見→接近→散水→餌撒き→釣上げ、という手順で漁獲します。
このやり方では一つの魚群に対して漁獲出来るのは三割程度で、効率の悪い、やり方ではあります。
しかし逆に言い方を変えれば「資源に優しい」漁法でもあるわけですね。
この「資源に優しい」というキャッチコピーで世界的に活動しているものに「MSC」なるものがあります。
漁獲資源が今後持続可能な状態を保てるよう管理可能なやり方で、漁獲→流通をしていますよ、と証明するものです。
本部はイギリスにあり、欧州や米国では認知された認証制度なのですが、いかんせんコストが高いのがネックになります。
これの日本版と考えて頂くのがてっとり早いですかね。
では、なぜ「一本釣り」がこれの取得に踏み切ったのか、今後これをどのように展開させていくのか、については長くなるので次回以降で。
しばらくこのネタでいこうと思います。
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